新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、仕事内容や在宅勤務などのワークスタイルに影響を及ぼしたのは、周知の事実でしょう。また収入の激減が不安材料となり、転職を考える人も少なくありません。日経HRが「ウィズコロナ時代の転職に関する意識調査」を行っています。これをもとにして、転職に関する考え方の変化を見ていきましょう。
COVID-19で会社の本質が見えた!?転職意欲は高まる
日経HRが行った「ウィズコロナ時代の転職に関する意識調査」で転職意向について質問をしたところ、「非常に高まった」が35%、「少し高まった」が22%で57%が転職に前向きになっていることがわかります。
この理由としては以下のようなコメントがありました。
- 所属企業の業績が悪くなり、ボーナスも減ったから(27歳男性)
- 会社が出社100%に戻し、在宅勤務やリモートワークの導入検討を停止したため(27歳女性)
- 社員軽視の上層部判断が明らかになり、長く働けないと感じたため(26歳女性)
職種によっては業績が大幅に悪化したこともあり、収入の面で不安を感じるようになった人もいます。またCOVID-19における会社側の対応に不満を感じたり、企業体質が自分には合わないなどの理由もあるようです。