②盗難・紛失による不正利用の被害額が補償されないリスク

2つ目は、盗難・紛失による不正利用の被害額が補償されないリスクです。

カード会社は、盗難・紛失による不正利用が起こった場合に備えて補償制度を用意しているのですが、署名をしていないクレジットカードが不正利用された場合には、補償制度を受けられない可能性があります。

なぜならば、カードの利用規約にある署名をしていないがために規約違反となり、補償の対象外と見なされることがあるからです。実際に、三井住友カード公式サイトの「不正利用の補償に関してよくあるご質問」の中にも、「カード裏面には必ずサインをお願いいたします。サインが無い場合は、補償の対象となりません。」と明記されています。

補償対象外となれば不正利用による被害額は、すべて自己負担となってしまいますので、いざというときのためにもしっかり署名をしておいたほうが良さそうです。

③クレジットカードでの買い物を断られるリスク

3つ目は、店舗での買い物の際にクレジットカード利用を断られるリスクです。

通常クレジットカードを申込む際には、カード会社による審査が入ります。この審査を通過した方のみ、カード会社からの信用に基づきクレジットカードが発行されるため、利用者はクレジットカードを使って後払いでモノやサービスを購入できるようになります。

つまり、本来クレジットカードを利用することができるのは、審査に通過した契約者本人だけなのです。