入学後の約1か月は、小学校や中学校で習った内容などを復習し、つまずいている部分がどこかを見つけて指導してくれる学校も多いようです。
また、定時制というと夜間のイメージが強いかもしれませんが、夜間だけでなく、午前の部と午後の部に分かれている昼間部が設けられている学校もあります。
多くの場合1日の授業時間が4時間程度と短めのため、学校にしばらく行っておらずイスに座っているのが苦痛という場合も、授業を受けることになじみやすいかもしれません。
卒業までにかかる年数
1日の授業時間が短いこともあり、卒業までに必要な単位を取るのに4年かかることが一般的です。学校によっては、2年生以降に昼間部の午前・午後または昼間部と夜間部を併用することで、3年で卒業できるケースもあります。また、高卒認定試験や通信制の利用という方法もあります。
定時制高校の卒業条件は、3年以上の在籍期間と必要な単位の取得ですので、自分に合ったプランを選択して登校できるのもメリットと言えるでしょう。
学校行事・資格取得など
全日制高校と同じように、学園祭や体育祭などがあるほか、地域への奉仕活動や近隣保育園などとのタイアップ授業をおこなっている学校もあります。
資格取得は学校によって異なりますが、一般の普通科の高校生が取得するような内容のものにはチャレンジできることが多いようです。
2. 通信制高校
通信制高校では郵送やインターネットを利用した自宅学習が中心で、レポート提出とテスト、スクーリングを受けて単位を取得すれば3年で卒業できます。