月に数回程度、先生と実際に会って面接授業を受けるスクリーングや体育の授業を受ける必要がありますが、不登校経験者の生徒も多いため、
- 人間関係が苦手な生徒からの希望があればパーテーションで仕切る
- ヤンチャな生徒とおとなしい生徒を違う階に分ける
- 1人でいる生徒には先生が積極的に声をかけて「ぼっち」にしない
などの配慮がなされているケースもが少なくありません。筆者の通っていた通信制高校でも、実際にそういった配慮が行われていました。
また、週に3回ほど学校に通いながら勉強をする通学コースが設けられていて、在学中はどちらにでも変更ができる通信制高校もあります。
学校行事・資格取得など
学校行事は少ない場合が多く、入学式、卒業式と校外学習(美術館・テーマパーク・講演会への出席など)程度というシンプルな場合もあります。一方、希望者を募ってのイベント開催や、生徒の自主的な提案による企画を実行する学校もあります。
取得できる資格は学校によって異なりますが、日本語検定や漢字検定、英検、エクセルやワードなど、全日制高校と大きく変わらない幅のジャンルに挑戦できることが多いようです。
3. 高等専修学校
高等専修学校とは「専修学校」というグループに属し、「職業もしくは実際生活に必要な能力を育成し、または教養の向上を図ること」が目的とされています。様々な職業に必要となる専門知識や技術を学ぶことができ、修業年数は1~5年制と幅が広くなっています。
条件を満たして卒業しても高卒とはなりませんが、「高等専修学校の卒業生は、社会的には高等学校卒業生と同等の扱いを受けます」とされています。
また、一定の要件を満たした高等専修学校を卒業すると「大学への入学資格」を得られたり、通信制高校との併用で高校卒業資格を得ることができるなどの特例もあります。