Being(どうありたいか)とDoing(何をするか)
何をするのか、何を経験するのかという「Doing」は私たちにとって重要なことです。「Doing」は、組織内の所属部署や役割の範囲内で「やりたいこと」を掲げるような場合は、それほど難しくないでしょう。しかし、まったく経験のないチャレンジ領域や、部署を超えた「やりたいこと」には、しばしば制約がつきまといます。
そこでもう一つ大切にしたいことは、事を成しているときの自分がどうありたいか、という「Being」です。これは自分の価値観、そしてどんな仕事にも通じる概念でもあります。さらに、自分自身の軸となるものです。
例えば、「お客様に心から喜んでもらえるような関わりを目指す」というあり方は、職種を問わず自分が向き合える、いわば汎用的なテーマです。
「Being」は自分が大切している価値観ともいえます。その価値観に基づいて起こした行動は、たとえ他の人に理解されなかったとしても、自分自身のやっていることに納得感を生み出す結果につながります。