年収1000万円の世帯は日本でどのくらいの割合なのでしょうか。そしてその世帯の貯蓄はいくらなのでしょうか。

今回は国税庁のデータをもとに、年収1000万円の人はどれくらいいるのか、また総務省の資料をもとに、その年収を手にしていればどの程度の貯蓄があるのかについて見ていきましょう。

年収1000万円の人の割合とは

国税庁が令和元年9月に公表した平成30年「民間給与実態統計調査」によると、給与所得者数5026万人の平均年収は441万円となっています。

平均からみると年収1000万円との差は600万円弱もあります。

同資料によると年収1000万円台（ここでは1000万円超から1500万円以下とする）の方の割合は全体の3.6％となっており、非常に少ないことがお分かりでしょう。

ただし、この調査結果は民間給与となっており、公務員やフリーランス等は含まれておりませんが、会社員という観点で見た場合、年収1000万円となるとかなりの高水準の年収とも言えます。

では年収1000万円の方はどのくらいの貯金を保有しているのでしょうか。