同アンケートでは、転職活動の進みが悪くなったと感じる理由(複数回答)についても聞いており、最も多くあげられたのは「応募したい求人が減った」(67.1%)でした。次に「応募していた企業の採用が中止・延期となった」(46.5%)、「企業からの連絡が遅くなった」(46.0%)と続いています。

筆者の妻は、引っ越しをきっかけに今年2月に仕事を辞め、新天地で転職活動をしているのですが、8月末現在においても未だ新しい職を見つけられずにいます。妻は正社員ではなく契約社員としての仕事を探しているので、先ほどの「女の転職type」のアンケート対象者とは少し状況が異なりますが、やはりコロナ禍による影響を感じるようです。

というのも、求人サイトで応募先を探している中で、希望する条件を提示している求人数の減少を感じたり、お気に入りに登録しておいた求人が、応募締め切り日程はずっと先のはずだったのにある日突然なくなっていた…なんてこともあったそうです。

また、派遣会社から求人を紹介される際も「希望されている条件を一部満たしていないのですが…」といった前置きをされたうえで紹介されることが増えており、応募先を決めかねています。

コロナ禍による変化をプラスに感じる声も

一方で、全体の5.7%という少ない割合にとどまったものの、コロナ騒動後に「転職活動の進み具合が良くなった」と答えた人がいたことも事実です。転職活動の進み具合が良くなったと答えた人に対し、どのようなところが良くなったかと聞いたところ「面接がオンラインや電話になった」という回答が55.9%で、ダントツの1位となっています。