カードローンとキャッシングの違い
カードローンとキャッシング、どちらもよく耳にする言葉ですがその差はどこにあるのでしょうか。どちらも無担保でお金を借りられ、使い道は自由です。
2010年に改正して施行された「貸金業法」以前は、カードローンは毎月分割して返済する、キャッシングは翌月一括返済する、という大きな違いがありました。したがって、カードローンは金融機関、キャッシングは主に消費者金融という分け方もできました。
しかし現在は銀行系だけでなく、消費者金融系の借り入れもカードローンと呼ぶようになりました。これに対し、クレジットカードに付随する借り入れサービスをキャッシングと呼びます。
借り入れサービスを母体で考えると、銀行カードローン、消費者金融カードローン、信販会社キャッシング(クレジットカード)の3種類に分類できます。銀行カードローンの特徴は他の借り入れに比べて金利が安く、借りられる金額が大きいことです。ただし審査には1日以上を要します。
消費者金融カードローンは審査時間が短く、即日借り入れができます。金利は高めですが、無利子期間を設けている会社が多いです。信販会社キャッシングはクレジットカードを持っていれば改めて審査の必要がなく手軽ですが、借り入れできる額は最も少ないです。
返済方法はどれも分割払いやリボルビング返済、一括返済から選べるため、大きな違いはありません。銀行ローンは銀行法、消費者金融カードローンとキャッシングは貸金業法が適用されます。貸金業者からの借り入れできる残高は、総量規制(年収の3分の1が上限)の対象です。次では、大手カードローンの概要を紹介します。