嘆いてもウイルスはなくならない

この半年間、COVID-19に対して「こんな生活はもう嫌だ」とか「ウイルスさえなければ」「1年前はあんなこともできたのに」など、悲観的になることも少なくありませんでした。でもいくら筆者たちが嘆いても、ウイルスがなくなることはありません。

もしウイルスの数に限りがあるならば、終わりが見えてくるのでしょうけれど、残念ながらウイルスの数には限度がないのでしょう。そういった事実は認めながら、「ウイルスと上手に共存していこう」と考えたら、なんだか気持ちが楽になりました。諦めではないのですが、もっと肩の力を抜いていくことも、長く続くウイルスとの付き合いでは大切なのではないでしょうか。

差別や嫌がらせは絶対にいけない

COVID-19に感染すると、差別や嫌がらせを受けてしまうと聞きます。感染者の個人情報は守られていると言いますが、実際のところ狭い地域ではあっという間に特定されてしまいます。そして地域で初の感染者となると、かなりひどい嫌がらせを受けると聞きました。

でもウイルスは感染する相手を選びません。それがわかっているのですが、一方で許せない気持ちもあるのでしょう。COVID-19に感染して体調が悪くなることよりも、周囲からの冷たい態度や妙な噂の方が怖い、そんな声も聞こえてきます。

でも冷静に考えれば、戦う相手を間違っています。差別や嫌がらせをしたところで、「どうしてあんなことをしてしまったのか」と後悔をしたり、自分のしたことに気づき気分が悪くなるだけだと思います。