「心桜」「陽翔」は難読キラキラネーム?
また、複数の読み方がある・間違えやすいなどといった面から、キラキラネームに分類されやすい名前もあるようです。近年では一般化しつつある名づけですが、当人たちはどんなことを感じているのでしょうか。
「心」「桜」という美しい漢字を組み合わせた「心桜(みお)」という名前を娘に名づけたAさん。「心桜」という名前は人気も高く、「こころ」「こはる」と呼ばせるパターンも多いようです。Aさんは、日本を感じる漢字を使い、響きの可愛らしい名前にしたかったそう。
「周りからはかわいいと好評ですし、字面も気に入っています。ですが、あるとき義母が『あの字でみおと読ませるなんて、信じられない』と愚痴っていたことを知り、すごくショックでした。他人ならともかく、身内からそんなふうに思われていたなんて」
珍しい名前は、家族内での理解を得にくいというのもよく聞く話です。また、インターネットが普及したことでこんなこともあるようです。
Bさんは、息子に「陽翔(はると)」という名前をつけました。『陽翔』は、ここ数年人気ランキングでも上位にあがる名前です。読みは「あきと」「ひろと」「ひなと」などさまざまなパターンがあります。
「ネットでよく『陽翔はキラキラネーム』というのが出てくるので、友達にからかわれることがあるようです。私の祖父が『陽雄』、夫が『翔太』なので、両家からもらった名前です。息子には、からかわれたらそれを伝えて、自信を持つよう教えています」