国旗には、その国の歴史や文化が表れています。ただ、そうした旗ができるまでの道のりや、歴史的背景などをご存じの方は、それほど多くないのではないでしょうか。スポーツ中継やニュースなどでチラリと出てくる旗を「なんとなくのイメージで」覚えているという方も多いかもしれません。
この記事では、41カ国の国旗の「まちがい」をさがしながら、それぞれの国の成り立ち、国旗にまつわる歴史を知るのがコンセプトの子ども向け書籍『国旗のまちがいさがし』(苅安望[監修]、クロスメディア・パブリッシング)から、選りすぐった問題を出題します(もちろん、国旗を茶化したり、ふざけて紹介したりする意図はまったくありません。「まちがい」は、国旗に興味を持ってもらいつつ、その意味や成り立ちがよくわかるように、そうした部分をあえてちがう体裁にしています)。
子どもだけでなく、大人のみなさんも苦戦されるかもしれませんが、上の国旗の「まちがい」、どこかわかりますか?(難易度★★★☆☆)
イタリアの主な国データ
まずはイタリアがどんな国か、面積や人口など国に関する主要データを見ておきましょう。
正式国名:イタリア共和国(Italian Republic)
首都:ローマ
面積:約30万1000km2
人口:約6060万人(2018年推計値)
通貨:ユーロ
言語:イタリア語(地域によりドイツ語・フランス語など少数言語あり)