夫の育休はありがたいけれど、現実は地獄

確かに、産後まだ体が本調子じゃないときにひとりで育児をするのはとても辛いもの。とにかく毎日が必死、昼夜関係なく赤ちゃんのことが最優先、「30分でいいからぐっすり眠りたい」「たまにはゆっくりお風呂に入りたい」と何度となく思ってしまう…。さらに自分の辛さやしんどさを話せる相手もいない孤独感。世のお母さんは、本当によく頑張っています。

でも、もし夫も産休を取得できるようになれば、洗濯や買い物などの家事を頼める赤ちゃんを見てもらっている間に睡眠、食事がとれる。何よりふたりで協力して子育てができるので、とても心強いし、夫も父親としての自覚が早くから芽生えるはず。こうしてみると、「素晴らしい!」の一言に尽きる父親の産休制度ですが…。

「父親の産休? 勘弁してほしい…」

そう話すのは1歳の男の子のママ、Mさん。Mさんの夫が務める会社は比較的男性の育休が取りやすく、出産直後は夫も育休をスムーズに取得できたとのこと。

「育休を取ってくれたのはありがたいのですが、お風呂は怖いから入れられない、オムツ替えもちょっと無理…。じゃあ、家事をお願いしたらいちいち『どうすればいい?』と聞いてくる。全部私が教えて、『お願いだからやってほしいな』なんて機嫌取って…。ほんとに地獄でした。夫に産休を与えるのなら、『産休中やるべきこと』をしっかりと事前にレクチャーしておいてほしい!