三国志シリーズなどシミュレーションゲームの開発を得意とし、かつては投資ゲームも開発したコーエーテクモHDが7月27日に2021年3月期第1四半期決算を発表。経常利益が対前年同期比で7倍強の大幅増になるなど、好調ぶりを示しました。
本業の業績が堅調な推移を見せる中で運用事業も順調であり、株価も上場来高値を更新中という同社の快進撃ぶりについて詳しく見てみましょう。
株価がこの1年で2倍以上に
歴史シミュレーションゲームの開発などで知られるコーエーテクモHD(3635)の株価が、右肩上がりの上昇を続けています。
2019年半ばに2,000円の水準から上昇を始めた株価は、2020年2月に3,000円を突破しました。3月にはコロナショックの影響からいったん2,500円を割れたものの、急速に回復。
さらに7月末の2021年3月期第1四半期(Q1)決算開示後に急騰し、8月に入ってからも連日上場来高値を更新しています(8月7日時点。8月7日はザラバで上場来高値更新)。
2021年3月期Q1は経常利益90億円、対前年同期比+618%増という大幅増益となったことが評価された形と言えるでしょう。