日本にいる「富裕層」は118万3000世帯、「超富裕層」は8万4000世帯で、合計すると126万7000世帯となります。世帯数だけを見ると結構いるなあという印象を受けますが、これを割合にすると、日本の全世帯数の約2%が「富裕層」「超富裕層」という結果に。

2%、すなわち50人に1人を多いと思うか、少ないと思うかは人それぞれでしょう。とはいえ「最低でも3000万円持っていないと、この富裕層の仲間入りができない」ということは、たとえ年収で「1000万円プレーヤー」になれたとしても、資産額として3000万円ほど貯めることができなければ「お金持ち」とはいえない、ということのようです。

世帯収入別の貯蓄額ってどのぐらい?

ではここで、内閣府統計局の『家計調査(2019年度)』より、世帯収入別の貯蓄額の平均を見ておきましょう。以下は、世帯の年間収入金額帯ごとの平均収入と平均貯蓄額を一覧にしたものです。

※内閣府統計局のデータをもとに編集部作成

あくまで平均ではありますが、年収1500万円未満世帯は、前述の区分でいう一番下の「マス層」にも届かず、1500万円以上世帯になって、ようやく下から2番目の「アッパーマス層」に届くということになります。「準富裕層」以上になるのは、そう簡単なことではない、ということのようですね。