年金だけでは足りない分はどう補う?

総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編2019年(令和元年)平均結果の概要」から単身世帯のひと月の支出額をみてみると、食料品・光熱費・住居費といったものを含む消費支出合計は平均163,781円という結果が出ています。これは別名家計費とも呼ばれ、生活を維持するために必要な支出のことを指します。

しかし、あくまでもこれは平均なので、住んでいる地域や環境によって支出額に大きな差が出ることも考えられるでしょう。個人差はあるものの、先述の年金受給額だけではとても足りないという計算になりますよね。そこで、まずは次の点について自己チェックをしてみることをおすすめします。

(1)現在、何にいくらくらいお金を使っているかの明細を出す
(2)(1)で挙げたものの中に、老後不要になりそうなものを引く
(3)老後、新たに必要となりそうなものとその金額目安を新たに足す

上記の整理をしてみると、老後、どれくらいお金が必要になるかが見通しやすくなるでしょう。また、今からでも老後に備える策としては、以下のような方法を使っている方もいらっしゃるようです。