年金はどれくらいもらえるの?

それでは、実際に年金はどれくらいもらえるのでしょうか。厚生労働省年金局「平成30年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」の内容をみていきましょう。

まず、国民年金・厚生年金がもらえる会社員・公務員の老齢年金の月平均は、約14万4千円。自営業や専業主婦といった国民年金のみの受給である場合、月平均は約5万6千円になります。

国民年金の受給額はこれまでの納付月数により決定されるため、多少の差額が出ることもあるでしょう。また、厚生年金の受給額は納付月数と収入によって変化するため、高収入であった人ほど受給額が増えます。

この数値から考えると、老後生活には大きな個人差が出ることが予測されます。場合によっては、生活に必要な家賃や光熱費、食費など、年金だけではまかないきれないことも出てくるかもしれません。