シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手広告代理店である電通グループ(電通)です。なお、2020年1月1日付の持株会社体制への移行に伴い、社名を電通から電通グループに変更しています。
電通グループ(電通)の従業員数は何人か
有価証券報告書の提出会社(単体)の従業員数は2019年12月31日時点で7071名。単体で7000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。
- 国内事業:7071名
また、連結の従業員数は6万6400名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。
- 国内事業:1万9842名
- 海外事業:4万6558名
過去5年の業績動向
電通グループ(電通)(連結)の業績推移についても見ておきましょう。
まず、売上高ですが、過去5年をみると、2015年12月期の4兆5139億円から2018年12月期の5兆3572億円まで増収が継続しましたが、2019年12月期は5兆1468億円となっています。
また、営業利益又は損失については、2015年12月期は1072億円の利益、2016年12月期は1376億円の利益でしたが、その後は減益が続いており、2019年8月期は33億円の損失でした。
投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社の所有者に帰属する当期利益又は損失は、2015年12月期の726億円の利益から2017年12月期の1054億円の利益まで増益が継続しましたが、その後は減益傾向にあり、2019年12月期は808億円の損失となっています。
電通グループ(電通)の平均年間給与はいくらか
それでは最後に、気になる電通グループ(電通)の給与と従業員の年齢、勤続年数などを見ていきましょう。
電通グループ(電通)(提出会社)の2019年12月31日時点での平均年間給与は1168.7万円と1100万円を超えています。また、従業員の平均年齢は40.9歳で若干ですが40歳を上回っています。平均勤続年数は13.8年となっています。
まとめにかえて
年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。
ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。
【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について
平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。
【ご参考】有価証券報告書とは
日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。
LIMO編集部