世間からどのように我が家が見られているかも気になる

自分との考え方の違いにかなり衝撃を受けたというKさん。見えない相手の家庭を想像し、羨んでいた時間こそもったいなかった、としつつも彼女に対し「豪遊することで周りからお金持ちと思われている彼女が羨ましいと思っていた」という本音もあったそうです。

確かに、節約をしていると「これ以上するとケチと思われないか」「貧乏だと思われたくないから節約したいけれどやめておこう」などという心理が働くこともあります。自分が納得するバランスと世間体。さまざまな要因が重なり合い「自分はこれくらいのラインでいく」と決めても周囲の反応で揺らぐこともあったそう。そんな気持ちと向き合ったことで、今後は「人は人。周囲がどんな風にお金とかかわっていようと、家族が満足していることが大切なんだ」と考えるようにしたそうです。

【参照】
総務省 「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)

佐渡 六花