また、豪雨被害や「Go To トラベル」混乱などを懸念したJR株への売りがやまず、九州旅客鉄道(9142)、西日本旅客鉄道(9021)、東日本旅客鉄道(9020)の3社が連日で年初来安値を更新し、東海旅客鉄道(9022)も年初来安値に迫る大幅下落となっています。
その他では、トイレタリー・化粧品株も売られ、花王(4452)、資生堂(4911)、コーセー(4922)、ライオン(4912)、ユニ・チャーム(8113)などが軒並み下落したことが目を引きました。
一方、前日に小幅ながらQ1の増益決算を発表した日本電産(6594)が一時+7%高に迫るまで急騰し、終値も+5%に迫る大幅高となりました。
また、国内外でのエアコン需要急拡大を背景に、上期業績見通しを上方修正した富士通ゼネラル(6755)が一時+6%超高へ急騰して年初来高値を更新しました。さらに、2日前に上場来高値を更新したダイキン工業(6367)も小幅反発で引けています。
新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が堅調に推移して値を上げましたが、ザラバ値を含めて10日連続の年初来高値更新はなりませんでした。
葛西 裕一