さらに、コロナウイルスのワクチン開発を手掛かりに医薬品株に見直し買いが入り、第一三共(4568)が+5%超へ急騰し、中外製薬(4519)や塩野義製薬(4507)も大きく値を上げました。

その他では、機械株も買い戻され、キーエンス(6861)が大幅高になったほか、SMC(6273)やディスコ(6146)も大幅上昇となったことが目を引きました。

なお、小売り株ではニトリホールディングス(9843)とウエルシアホールディングス(3141)が上場来高値更新で引けています。

一方、前日に上場来高値を更新したダイキン工業(6367)が反落し、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など金融株も総じて下落しました。

また、前日にニッケル事業で▲550億円の減損損失計上を発表した住友商事(8053)が一時▲3%安に迫る大幅下落となり、三菱商事(8058)や三井物産(8031)など他の商社株も大きく値を下げています。

その他では、豪雨被害や「Go To トラベル」混乱などを懸念したJR株への売りが止まず、九州旅客鉄道(9142)、西日本旅客鉄道(9021)、東日本旅客鉄道(9020)が揃って年初来安値を更新したのが目を引きました。

新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が堅調に推移し、ザラバ値を含めて9日連続の年初来高値更新となりました。

葛西 裕一