NECと富士通が揃って年初来高値を更新、GoToの東京除外でJALなど大幅続落
個別銘柄では、東京エレクトロン(8035)やファナック(6954)など指数寄与度の高い大型株が上昇し、世界的なエアコン需要拡大期待からダイキン工業(6367)は再び上場来高値を更新しました。
また、ハイテク株ではDX(デジタルトランスフォーメーション)事業強化が進むNEC(6701)と富士通(6702)に買いが集中し、揃って年初来高値を更新しています。
その他では、ドラッグストア株の一角が再び物色され、ウエルシアホールディングス(3141)が大幅高で上場来高値を更新したのが目を引きました。
一方、「Go To トラベル」対象から東京発着が除外された懸念が根強く、九州旅客鉄道(9142)が年初来安値更新となり、西日本旅客鉄道(9021)や東海旅客鉄道(9022)などJR株が大きく値を下げ、日本航空(9201)とANAホールディングス(9202)も大幅続落となりました。
また、エイチ・アイ・エス(9603)が一時▲5%安に迫る急落となり、本来は「Go To トラベル」とあまり関係のないオリエンタルランド(4661)も値を下げています。
新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が一時急騰し、ザラバ値を含めて8日連続の年初来高値更新となりました。
葛西 裕一