2. 自分ばかり目立とうとする上司
後輩や部下を差し置いて、自分が目立ちたがったり手柄を横取りしたりする大人げない上司が苦手だという声もあります。金融機関で働くCさんの上司はまさにその典型で、「上司が常にでしゃばるから、部下の誰が成果を出しているか役員などの上層部に見えない」と嘆きます。
「上司は自分の評価を上げることしか考えていなくて、部下のことは全く眼中にない。役員の腰ぎんちゃくだし、部下が作った企画書に書かれた名前を平気で自分の名前に変更することができる人。しかも、自分がアイデアを出したようにふるまうための準備は怠らないから呆れる」のだそうです。
ソフトウェア開発会社で働くDさんも「うちの部長はとにかく部下の成果をまったく評価しない」と不満げです。「他社の役員に『最近御社は調子がよさそうですね』と言われて『とんでもない、うちの部下はトロいのが多くて大変ですよ。そちらは優秀な方が多くていいですね』と言っているのを聞いてしまった」と言います。
「それには先方の役員も苦笑いだったし、謙遜の仕方が違うだろうと思ったけれど、普段からこうやって部下の評価を落としているんだなと思った」と教えてくれました。
部下が懸命に手を動かして頑張ってくれることを評価したり感謝したりする気持ちがない人は、疎まれても仕方ないかもしれません。