「社外の人とは原則Zoomでのミーティングしかできないし、休憩室も閉鎖されている。でも営業部門の人間は当たり前のように在宅勤務解除と言われているし、時差出勤も認められない。やることが中途半端で、形だけのコロナ対策だなと感じる。そんなものには付き合いきれない」と話していました。
趣味が今まで通り楽しめなくて悲しい
ソフトウェア関係の仕事をしている20代のEさんは、「趣味として今まで楽しんでいたものすべてがダメになった」と悲しそうに話します。彼の趣味は音楽。平日には仕事が終わると下北沢や新宿のライブハウスへ行き、土日は全国各地で開催されるフェスを飛び回るという生活をしていました。
「今は密になるからということで、音楽をみんなでワイワイ楽しむことがまったくできなくなっている。アーティストによってはYouTubeなどのツールを使って新曲を届けたり、ライブの様子を流してくれたりするけれど、それが新しい生活様式として定着してしまうのはちょっといやだ」と話します。
「もちろんネットで新譜を聞くのもライブの動画を見るのもいいけれど、音楽好きの仲間と同じ時間を共有しながらワイワイやるのがやっぱり楽しいと思う。それが醍醐味だと思っていたから、今の新しい音楽の楽しみ方だと不完全燃焼」と話していました。
おわりに
新しい生活様式を受け入れられそうな人もいれば、逆に抵抗がある人もいます。しかし、働き方にせよ、お金の使い方にせよ、これまでとは違う常識が否応なく当たり前になっていく中では、自分なりの適応方法を見つけるべきなのかもしれませんね。
大塚 ちえ