ママ友も付き合いが長くなると、互いの家庭事情が分かることもあります。旦那さんの仕事が分かって「ああ、A子ちゃんのお父さんは給料が高くて有名なA社に勤めていて、もしかして年収1,000万円くらいあるのかな?」と羨望と嫉妬の眼差しで見てしまうことはありませんか?

しかし、年収が1,000万円だからといって、必ずしも貯金も多いとは限らないようです。

年収1,000~1,200万円の50代、14.3%が貯金ナシ⁉

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和元年調査結果」には年令・年収別の金融資産保有額のデータがあります。

40歳代の金融資産非保有の世帯
1,000~1,200万円未満:2.8%
1,200万円以上:5.3%

50歳代の金融資産非保有の世帯
1,000~1,200万円未満:14.3%
1,200万円以上:5.1%

年収1,000~1,200万円の50代の金融資産非保有世帯(預貯金・生命保険・有価証券がない)の割合が「14.3%」…目を疑う驚きの数字です。では、金融資産100万円未満の場合はどうなのでしょうか?

40歳代の金融資産100万円未満の世帯
1,000~1,200万円未満:8.3%
1,200万円以上:0.0%

50歳代の金融資産100万円未満の世帯
1,000~1,200万円未満:1.8%
1,200万円以上:3.4%

年収1,000~1,200万円の40代の8.3%が、金融資産100万円未満なのです。では、その金融資産とはいったい何を指すのでしょうか?