さらに、小売り株では前日に通期業績予想を下方修正したファーストリテイリング(9983)が一時▲4%超安の大幅下落となり、12日連続で上場来高値更新を記録したニトリホールディングス(9843)が6月12日以来、実に20日ぶりの反落となりました(注:途中で横ばいの1日を含む)。
その他では、ハイテク株が全般的に利益確定売りに押され、とりわけ、キヤノン(7751)、ニコン(7731)、コニカミノルタ(4902)など精密株が揃って年初来安値を更新したことが目を引きました。
なお、記録的豪雨の影響から、西日本旅客鉄道(9021)、九州旅客鉄道(9142)、東日本旅客鉄道(9020)のJR3社が年初来安値を更新しています。
一方、前日にストップ高となったファミリーマート(8028)は大幅続伸となり、TOB価格(1株2,300円)付近で落ち着きました。
また、指数寄与度の高い大型株では、ソフトバンクグループ(9984)がザラバで年初来高値を更新し、東京エレクトロン(8035)も上場来高値更新となりましたが、その後は売りに押され、両銘柄とも終値は下落しています。
その他では、取引時間中に7月22日から政府の「Go To キャンペーン」が開始されることが報道されたことを受け、エイチ・アイ・エス(9603)が一時+6%高に迫る急騰となりましたが、終値は小幅高に止まったことが目を引きました。
新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が堅調に推移して連日の年初来高値更新となりました。
葛西 裕一