お金で人の心を動かそうとする
筆者が出会った「お金持ちなのに残念な人」の特徴として最後にご紹介するのは、ズバリ「お金で人の心を動かそうとする人」です。
筆者がまだ20代前半だった頃、とあるバーで働いていたことがありました。そこの常連客だったA氏は、会社をいくつも経営しているお金持ちでした。来店時はとても紳士的な態度なのですが、酔いが回ってくると次第に人格が豹変!
周りにいる女性客に片っ端から声をかけ、「俺は△会社の社長だよ」「一緒に飲まない?」などとナンパを始めるのがお決まりでした。快く受け入れる女性もいますが、もちろん中にはA氏からの誘いを断る女性もいます。
A氏はそのような女性に対し、必ず「自分の財布の中身を女性に見せる」という行動を繰り返していました。財布の中にいくら入っているのかは分かりませんが、A氏のこの行為は「お金で人の心を動かそうとしている」決定的瞬間といってもいいでしょう。
素面のときのA氏は「紳士的で素敵な経営者」という印象であっただけに、お酒を飲むことでここまで人が変わってしまうのか…とショックを受けたものです。
ぜひ「素敵なお金持ち」に!
今回は、筆者が今までに出会った「お金持ちなのに残念な人」をご紹介しました。経済的に豊かになれば様々なメリットがありますが、忘れたくないのは「今日の金持ちは明日の貧乏」になり得るということ。
お金持ちであり続けるためには、周りへの感謝の気持ちや心遣いを忘れずに、品格と教養のある人格を目指してみてはいかがでしょうか。
参考
広瀬 あゆみ