「以前はおやつを買うときの上限金額を決めていましたが、ある日、20円のおやつを上限金額に収まる範囲内でいくつも持ってきたんです。『確かに設定金額内ではあるけれど、これを全部食べるつもりか…』と、金額制限のシステムに親として疑問を抱いた瞬間でした。息子は買った分だけおやつを食べてしまうので、制度を一新して個数制限制にシフト。その代わり、今まで設けていた上限金額を超えるものであっても1つならOKというルールにし、息子とも折り合いをつけました」(35歳/男性)
子どもの年齢にもよりますが、「このおやつ、帰ったらすぐ食べよう」と思っている子どもがほとんど。「これは今日の分、これは明日の分」と最初から考えて買うことができればいいのですが、翌日以降に分けて食べるのが難しいケースも多々あります。
個数制限制であれば、子どもの手元にあるおやつの数が決まっているので、食べすぎ防止の効果も期待できるかもしれません。子どもの性格や年齢などを考慮して、システムの調整を行うのがベストでしょう。
“我慢する力”と“金銭感覚”を養うきっかけに
たかがおやつ、されどおやつ。子どもにとって身近な「おやつの買い物」は、生きていく上で最低限必要になる“我慢する力”と“正しい金銭感覚”を養うトレーニングにもつながります。
各家庭によって、子どもにおやつを買い与えるときの考え方・方法はさまざま。今回は一部の意見をピックアップしてお届けしましたが、みなさんの家庭でも考えるきっかけになればいいなと思います。
川西 まあさ