また、主に12月決算企業の中間配当配当落ちの影響を受け、キヤノン(7751)が▲6%超安の急落で安値引けとなり、JT(2914)も一時▲5%超安の急落となっています。

さらに、7月1日から東京ディズニーの4カ月ぶりの再開を控えたオリエンタルランド(4661)も下げ止まらず、J. フロント リテイリング(3086)や三越伊勢丹ホールディングス(3099)など百貨店株が急落しました。

その他では、トンネル掘削工事に関して静岡県知事との会談が不調に終わり、リニア中央新幹線の2027年開業の延期が確実となった東海旅客鉄道(9022)が▲3%超安の大幅下落で安値引けとなったことが目を引きました。

一方、小売り株の一角が引き続き買われ、ニトリホールディングス(9843)が4日連続で上場来高値を更新し、スギホールディングス(7649)も再び上場来高値更新となりました。

また、食品株も総じて買われ、とりわけ、日清食品ホールディングス(2897)は上場来高値を更新しています。

新興市場(東証マザーズ)では、医療バイオ株に利益確定売りが一斉に増加し、窪田製薬ホールディングス(4596)が▲20%弱安のストップ安、そーせいグループ(4565)とサンバイオ(4592)も急落しました。

葛西 裕一