50~59歳の資産はどのくらい?
老後のことを考える際に、総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)」から世の中の50代の資産について見ていきましょう。
《50~59歳》の貯蓄・負債の平均額
貯蓄現在高
平均:1,704万円
- 通貨性預貯金:443万円
- 定期性預貯金:573万円
- 生命保険など:422万円
- 有価証券:179万円
- 金融機関外:87万円
負債現在高
平均:652万円
- 負債保有世帯の割合:55.3%
年間収入
平均:852万円
貯蓄から負債を差し引くと、純貯蓄額は1,052万円となります。定年退職金に期待が集まりますが、退職給付額(※2)は、低下傾向にあります。ピークだった1997年当時(大卒・大学院卒で3,000万円超)と比較すると、平均で1,700万円~2,000万円程度。約3~4割も減少しているのです。
【参照】
「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)」総務省統計局
(※2)『金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」』金融庁(P.13、16)