ステイホームで増えた「水道光熱費」
総務省が発表した「家計調査報告-2020年(令和2年)3月分及び1~3月期平均-」によると、二人以上の世帯について今年の1~3月期の消費支出の中で去年の同じ時期と比べて増加したのは、「住居費」「光熱・水道費」「保険医療費」の3つとなっています。
また、4月末に「LINE家計簿」のフォロワー向けにLINE Pay株式会社が実施した「新型コロナウィルスの影響による 家計の支出の影響について」の調査結果でも、自粛生活の影響で支出が増えた項目として「水道光熱費」を挙げた人は50%にのぼり、1位の「食費」に次ぐ結果となりました。
《新型コロナウイルスの影響でどのような支出が増えたか》
- 食費…69%
- 水道光熱費…50%
- 日用品購入費…45%
- 娯楽費…9%
- 家具家電購入費…7%
在宅人数の増加がほぼそのまま支出の増加に直結する「水道光熱費」について、今回の事態をきっかけに、改めて家計への影響を実感した人も多いのではないでしょうか。
同アンケートでは、新型コロナウイルスの影響によって支出が「増えている」あるいは「今後増えそう」と答えた人はあわせて45%でした。「減っている」もしくは「今後減りそう」という回答は31%、「変わらない」は22%。COVID-19対策による生活スタイルの変化をうけ、多くの人が支出の増加を実感し、今後もしばらくこの状況が続く見通しを持っていることがわかります。