定年60代のお金事情、「老後2000万円問題」とは一体何だったのか

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「老後2000万問題」がメディアで取り上げられ、大騒ぎとなってから1年。年金だけではどうにもならないかもしれない、という漠然とした想像は誰もがするようになったのではないでしょうか。資産運用とか資産形成というもメジャーになってきたように、「年金だけに頼れない」、「老後の資金は自分でなんとかしなければならない」と思う人が多くなってきたように感じます。

あんなに2000万問題で騒いだのはなぜか

「老後に2000万円なんて準備できない、足りないかも!どうしよう!」と騒いではみたものの手段が分からない。わからないから見つけられない、という人も多いのではないでしょうか。

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むしろもっと厄介なのは「自分が、お金について何が分からないかが分からない」という状況に陥ってしまうことです。

これも日本という我が国が「お金の教育」というものが無かったからなのですが、嘆いてばかりもいられません。

ここからは一人でも多くの方に、老後の準備はこれだけ必要なのだという事を少しでも理解していただくべく、メディアで多くは語られることがなかった「老後2000万円問題」の中身についてみていきましょう。

老後2000万問題の算出の根拠とは

まずは2000万という数字がどこから出てきたのかを見ていきましょう。

金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」によると、これにはモデルとなる世帯があります。

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執筆者
三輪 文
  • 三輪 文
  • ファイナンシャルアドバイザー

二級ファイナンシャル・プラニング技能士(FP2級)。はたらく世代の資産運用サポート促進のためのマネーセミナーで登壇多数。二種外務員や保険募集人資格を短期間で取得。生命保険から投資信託までの幅広い金融商品を活用し、総合的な視点からライプラニングや資産運用アドバイスを行う。また、中学生から芸能活動をスタートし、役者やラジオパーソナリティ、モデルなどとして幅広く活動。フリーランスなどの経験と女性の視点も併せて資産運用の初心者にでも分かりやすくお金の話を伝えることに努力している。