4月に入ると大型ショッピングセンターや百貨店で一時休業を決めるところが続出しました。街の本屋さんが姿を消した今、そうした大型ショッピングセンターにテナントとして入っている書店が多いため、施設が休みになると自動的に書店に行けなくなり、本や漫画を手に入れることが難しくなったのです。
外出自粛で家で過ごす時間が多くなったときに本や漫画はとても便利です。筆者の子供達も手持ちの漫画を何度も繰り返し読んでいましたが、さすがにそれにも飽きてしまった様子。しかし新しい本を買おうにも、お店はやっておらずネットショッピングに頼るしかありません。
子供たちと一緒に画面を見ながら読みたい書籍を選びましたが、多くの親子が同じことを考えていたのでしょう。人気のある本は完売だったり、入荷未定という文字が表示されていました。一方、クリック数回で欲しい本が買える手軽さもあり、「ネットで買い物は楽だね」「すぐに買えて便利」とパソコンの周りではしゃぐ子供たち。
そうして気になる本をクリックし、内容を確認することを繰り返ししていると、類似の書籍が次から次へと出ることもあり、子供たちの購買意欲に切りがなくなってしまいます。必要最小限の本しか買いませんでしたが「あの本も気になったのに」と、購入後にすぐサイトを閉じた筆者に文句を言う始末でした。
しかし一番恐ろしかったのは、あまりにも簡単に購入できることが災いし「子供がどれだけお金がかかるのか理解していない」と感じた瞬間です。