また、世界的な航空機需要減少を背景に、ボーイング社向けなどが低迷する米国炭素繊維事業のリストラ報道が流れた東レ(3402)が、一時▲4%超安の大幅下落となっています。

その他では、前日に急騰したマツダ(7261)など自動車株が急反落し、三井不動産(8801)など不動産株も大幅反落となりました。

一方、コンビニ店舗で無印良品の商品取り扱い開始の観測報道を受け、ローソン(2651)が一時+3%超高に値を上げ、良品計画(7453)は一時+5%高に迫る急騰となりました。

ちなみに、昨年1月までコンビニ店舗で同ブランド商品を取り扱っていたファミリーマート(8028)は一時▲3%安に迫る大幅下落となりました。

また、米国携帯通信事業の保有株式の一部売却が報じられたソフトバンクグループ(9984)が一時+6%超高へ急騰し、終値も+5%超高となっています。

その他では、任天堂(7974)が連日で年初来高値を更新し、シマノ(7309)は連日で上場来高値を更新したことが目を引きました。

新興市場(東証マザーズ)では、医療バイオ株への物色が続き、メドレックス(4586)が一時ストップ高まで買われ、ソレイジア・ファーマ(4597)、オンコリスバイオファーマ(4588)、ナノキャリア(4571)もザラバで年初来高値を更新しました。ただ、いずれも値動きが激しく、高値更新後には売りに押されて急落する銘柄がほとんどでした。

葛西 裕一