コロナ禍で業績伸ばすハイテク企業
アメリカ株は3月23日の底値から順調に回復をみせ、6月上旬にはS&P総合500種は約40%の回復し、ナスダック総合は2月に達した過去最高値に届こうとしています。アメリカに限らず日経平均も2月以来久しぶりに2万2,000円台に回復をしました。
世界的にCOVID-19感染拡大が一段落をみせ、ビジネスが再開され始めたところもありますが、急に株価が上昇したわけではありません。3月の底値から徐々に着実に上昇しつづけてきたのです。
というのも、コロナ禍では市場全体が被害を受けたわけではなく、むしろコロナ禍で人々の生活パターンの変化によって、今まで以上に売り上げを伸ばしている会社があります。その株価は上昇しているのです。
とくにアップル、アマゾン、グーグル、フェイスブック、マイクロソフトといった大手ハイテク企業が絶好調なのです。これらの企業の時価総額はS&P500時価総額の約20%を占めているといわれています。影響力をもつこれらハイテク企業の株価が上昇し、市場をけん引しているということです。