夫婦でついつい、お互いの収入を指摘してしまうことはありませんか。収入の低さを言葉にしたり、専業主婦であることを指摘したり。夫は妻の収入面に不満があるかもしれませんが、共働きの家庭であっても、一般的に家事・育児は妻が担うことが多いのではないでしょうか。
子どもが病気になった時、園や学校行事の時、学校が一斉休校になった時、家計のやりくりなど…。妻の負担が大きいと、夫の収入への不満も出やすくなるのではないでしょうか。
人材サービスを手がける㈱ビースタイルが行なった『家計の消費を握る、働くママの「ゆとり」と「負担」』の調査によると、家計のゆとりがないと答える女性は75%にも上ることが分かりました。生活を左右する給与。その給与の大きな格差についてご紹介したいと思います。
こんなに違う給与格差
まず、企業の規模や業種による給与差について、国税庁の調査結果(※1)から見ていきましょう。
(ここでいう「給与」とは、「2018年における1年間の支給総額(給料・手当及び賞与の合計額をいい、給与所得控除前の収入金額である。)で、通勤手当等の非課税分は含まない。なお、役員の賞与には、企業会計上の役員賞与のほか、税法上役員の賞与と認められるものも含まれている。)」としています。また「平均給与」とは、「給与支給総額を給与所得者数で除したものである。」としています)