日本における男女の格差
男女の違いによる格差については、なかなか解消されない問題です。1985年に制定された「男女雇用機会均等法」により、募集・採用や配置・昇進などの不利益な取扱いの禁止が定められましたが、社会的な改善はまだまだだといえるでしょう。
しかし、このような性別の違いによる差は世界的にも問題視されています。2019年12月に発表された「世界経済フォーラム(WEF)」による「グローバル・ジェンダー・ギャップ指数 2020」の中で、日本は男女格差の大きい国であり、G7(主要7か国)の中でも最低ランクと評価されています。153か国の中で121位であり、前年の110位からさらにランクを落としています。世界的に見ても並外れて男女格差が大きい国だということになります。