漫画家の祭さんは、小明神さんとおみくじちゃんというチンチラの夫婦と一緒に生活しています。

今年で8歳の小明神さん。このところ、口元を気にしたり、食事の時間が長くなってることなどから、「不正咬合を起こしているのでは?」と疑った祭さん。「放置して大事になっては大変」と、急いで小明神さんを病院に連れてきました。

診断は、やはり『不正咬合』。「右の奥歯が少し片減りしているようだ」といいます。ただ、ほんの少しということで、先生が提案した方針は、『固めのご飯を与え、自力で歯を削ることを期待しつつ様子を見る』こと。

しかし、飼い主の祭さんは、その方針に少し引っかかりを感じます。たしかに先生の判断は正しい。でも飼い主である自分が見ている限りでは、小明神さんの食生活はずっとかわらず、徐々に奥歯が伸びたようにも感じる…。とすると、様子見の結果、自力で削れたかどうかわかるのはもっと先。

しかも最終的に自力で歯を削ることができなければ、結局手術で削ることになって、その際に使用する全身麻酔には、命の危険が伴う。小明神さんがこれ以上高齢になってからでは、さらにリスクが高くなり…。それならば、今の元気なうちに手術をしたほうがいいんじゃないか?