シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は焼鳥チェーン店「鳥貴族」を運営する鳥貴族(3193)の、2020年5月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2020年6月5日に更新された鳥貴族の2020年5月既存店売上高は、対前年同月比12.1%となり大幅なマイナス成長。

内訳は客数11.2%、客単価107.7%であり、新型コロナの影響による臨時休業が関西・東海エリアは5月18日まで、関東エリアは5月29日まで続いた結果、客数・売上高が対前年同月比10%台まで下落しました。

また全店売上高も12.1%で、既存店・全店ともに、対前年同月比10%台の数字となりました。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は7月決算)。

既存店売上高は今期10カ月が経過し、プラス成長4カ月・マイナス成長6カ月です。新型コロナ問題が本格化した3月以降の対前年同月比は3月83.9%、4月3.9%、5月12.1%と推移しており、4月をボトムに5月は回復しています。しかし5月も依然として10%台の厳しい状態にあります。

一方で全店売上高はプラス成長月が2カ月に留まる中で、3月81.6%、4月3.8%、5月12.1%となり既存店同様の推移を見せています。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の株価は、昨年3月11日に1,478円の安値を付けた後に上昇が続き、2020年2月には2,698円の高値に到達しました。しかし反落する中で2月後半からの株式市場の急落により下落に勢いが付き、4月3日には1,190円の安値に到達。その後リバウンドして一時2,000円を回復しましたが、現在は1,800円付近で取引されています。

4月及び5月は臨時休業によりほとんど営業ができず、売上高の大幅な落ち込みを余儀なくされました。営業が再開される6月の回復力が注目されます。

鳥貴族の過去1年の株価推移

参考資料:直営店の営業再開に関するお知らせ

LIMO編集部