そのような人は、コロナ関連の出費用と通常の支出用で別々のクレジットカードを使い分けるなどして、決算手段を分けておくのがおすすめです。そうすると、クレジットカードの明細を確認するだけで、どれくらいの出費があったのかを簡単に把握することができます。

また、事前にキャッシュレス決済を登録しておくと自動的に家計簿に反映する機能付きの家計簿アプリを使うのもよいですね。

このようなやり方では、在宅することで増えた水道光熱費など細かい部分を把握することはできませんが、大まかにでも支出額を知ることで節約意識が働きますし、今後の資金計画も立てやすくなるでしょう。

おわりに

新型コロナウイルスの影響で自粛生活が始まり、予定外の出費が増えている人も多いようです。食費や日用品費の増加などは仕方がないことではあるのですが、それで終わっていては赤字家計になってしまうかもしれません。

まずは自粛生活の期間分だけでもいいので、何にいくら使ったのかをチェックして、使った分をどう補てんしていくかという計画を立てることから始めてみてはいかがでしょうか。

【参考】
・『「家計」に関するアンケート調査』(明治安田生命)
・『外出自粛・巣ごもりで飲酒量増加 依存症悪化の懸念も』(日本経済新聞)
・『<新型コロナ>寂しさ、空虚感まぎらわしたい…飲酒量増えてませんか?』(東京新聞)

吉田 貴絵