新型コロナ禍で大きく変化したことの一つが「お金まわり」の事情ではないでしょうか。収入や支出の増減や内容からキャッシュレス決済、投資まで、30代半ばの育児世代である筆者の周辺の声などとともに紹介します。

GWの消費額は前年より減少

緊急事態宣言による外出自粛要請で、支出の内容や金額に変化が起きた人は多いでしょう。

マーケティングリサーチ会社のマクロミルが行っている定点観測データの分析※では、今年のGWは「家族との外食」「国内旅行」「映画・スポーツ観戦等」といった外出による消費が減った一方で、「お酒」「自宅の特別な食事」など家での消費が増えたという結果が出ています。

消費金額で見ると、今年のGWは4月第5週に12,400円、5月第1週に13,900円で、前年よりも6,000~7,500円消費額が減少したといいます。家の中の消費を増やしたものの、外出に比べれば消費額は少ないケースも多いようです。

※5月15日発表の速報、全国の20~60代の男女1,000人が対象

お金の使い方を工夫して楽しむ

ここで大切なのが、環境の変化にお金の使い方も合わせること。

たとえば周囲のママに多かったのが、「普段は買わないお菓子やオモチャだけど、外出や外食がなくなった分、ストレス解消のために買おうと思った」という声。ちょっとした運動になる室内遊具や、いつもは買わないオシャレな瓶詰め調味料やお菓子を購入した人が多く見られました。

こうした中でも「オモチャ」「家の中でできるストレッチグッズ」「便利家電や調理グッズ」などは、それなりの金額であっても長期にわたって使えるものですので、買って損にはならないという意識が働くのでしょう。