東和薬品、通期は増収増益でほぼ計画通り着地 ペンサグループが連結対象となり今期は増収計画

2020年5月15日に行われた、東和薬品株式会社2020年3月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:東和薬品株式会社 取締役 管理本部担当 田中政男 氏

2020年3月期 決算概要

田中政男氏:本日はお忙しいなか、当社のテレフォンカンファレンスにご参加を賜りまして誠にありがとうございます。東和薬品の田中でございます。よろしくお願いいたします。それでは2020年3月期決算についてご説明させていただきます。決算補足説明資料をご覧いただけますでしょうか。

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まずスライド1枚目でございます。前期との損益比較をご説明させていただきます。2020年3月期は、近年の追補品を含め売上が順調に伸長いたしました。2019年10月の薬価改定の影響は受けたものの、営業利益は161億4,300万円となり、前年並みの水準を維持いたしました。

経常利益は、営業外収益において前期はデリバティブ評価益が11億4,400万円発生しておりましたところ、当期は36億7,200万円の発生となり、また為替差益も発生いたしましたために209億9,000万円と11.3パーセントの増益となりました。

親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、145億300万円となり、7.6パーセントの増益となりました。なお、当損益計算書には1月に子会社化したペンサグループの業績は含んでおりませんのでご了承ください。

2020年3月期 決算概要(計画達成率)

次にスライド2ページをご覧ください。昨年5月に発表した通期計画との対比をご説明させていただきます。売上高、販管費に関しましては、ほぼ計画どおりの結果でございました。

売上原価率に関しまして、2019年10月の薬価改定を見込んで55.9パーセントを想定しておりましたが、セールスミックスの改善及び生産部門における効率化を実現し、54.1パーセントと計画を1.8パーセント下回る計画となりました。以上のことによりまして、営業利益は16億4,300万円、計画を上回りました。

経常利益につきましては、デリバティブ評価益及び為替差益等の営業外収益が50億3,100万円発生しましたため、63億9,000万円計画を上回っております。親会社株主に帰属する当期純利益につきましても、41億300万円計画を上回りました。

追補年度別売上高推移(単体)

次に、スライド3ページの追補年度別売上高推移、

販路別売上高推移(単体)

スライド4ページの販路別売上高推移、

納入先売上高推移(単体)

スライド5ページの納入先売上高推移につきましては、説明は割愛させていただきたいと思います。

販売費及び一般管理費

次に、スライド6ページまでお進みいただけますでしょうか。販売費及び一般管理費の詳細を説明させていただいております。

販売費及び一般管理費の合計は前年比6.4パーセント増加しておりますが、対売上高比率ではほぼ変化がございません。研究開発費が6億4,900万円増加したこと、またその他の項目においてPensa Investments社の買収関連費用の発生が増加の主な要因となっております。

研究開発費推移

スライド7ページでは、研究開発費の推移につきましてご説明しております。当期は開発品目の見直し等により、85億6,600万円となりました。また2021年3月期では100億円を計画しておりますが、そのうち15億円はペンサグループの研究開発費となっております。

貸借対照表

続きまして、スライド8ページにて貸借対照表についてご説明させていただきます。貸借対照表におきましては、2020年3月期末よりペンサグループを連結対象としております。

流動資産は1,203億7,500万円となり、前期末比121億6,900万円増加いたしました。現金及び預金、有価証券が合わせて130億4,800万円減少し、製品及び商品等の棚卸資産が増加しておりますが、こちらはPensa Investments社の買収に伴うものでございます。

また、その他の流動資産の増加はPensa Investments社買収とデリバティブ資産の増加によるものでございます。固定資産は1,077億6,300万円となり、前期末比271億6,600万円増加いたしました。主な内訳としましては、のれんが102億円、その他の固定資産が124億円増加しておりまして、主にPensa Investments社買収に伴う増加となっております。

以上の結果によりまして、総資産は2,281億3,800万円となりまして、前期末比393億3,500万円増加しました。流動負債は694億6,800万円となりまして、前期末比322億9,000万円増加しております。主な内訳としましては、短期借入金が205億円、その他の流動負債が54億円増加しており、こちらもPensa Investments社買収に伴う増加となっております。

続きまして、固定負債は540億2,000万円となり、前期末比58億3,400万円減少しております。これは主に、長期借入金の約定返済が済んだことによるものでございます。負債合計としましては、1,234億8,800万円となり、前期末比264億5,600万円増加いたしました。

また、純資産は1,046億4,900万円となり、前期末比128億7,800万円増加しております。その結果、自己資本比率は45.9パーセントとなり、前期末比2.7パーセントポイント減少いたしました。

設備投資・減価償却費

続きまして、スライド9ページでございます。設備投資と減価償却費についてご説明させていただきます。過去から当期までの推移は資料のとおりでございます。2021年3月期につきましては、連結にて162億円の設備投資を計画しており、当薬品グループの国内事業では146億円、ペンサグループでは16億円を予定しております。

減価償却費は、連結ベースで105億5,900万円を計画しております。国内事業におきましては、90億2,000万円を計画しており、製造費部分として約73億2,000万円、販売費及び一般管理費部分として約17億円を見込んでおります。また、ペンサグループの減価償却費は15億3,000万円を予定しております。

2021年3月期 通期業績計画 連結

次にスライド10ページから12ページにて、2021年3月期の計画についてご説明させていただきたいと思います。まず連結の通期業績計画をご説明します。売上高は、ペンサグループがこの期より連結対象となりますことから、前期比35.9パーセント増の1,500億円を計画しております。

営業利益は、前期比11.4パーセント減の143億円、経常利益は、為替相場の先行きが不透明なため、デリバティブ及び為替等の影響を除き148億円を計画しております。当期純利益につきましては、104億円を計画しております。

2021年3月期 通期業績計画 国内

続きましてスライド11ページにて、当薬品グループの国内事業の事業計画についてご説明させていただきます。売上高につきましては、薬価改定の影響があるものの、近年の追補品を中心に増収することを見込み、前期比4.4パーセント増の1,152億円を計画しております。

売上原価率は、薬価改定の影響等により前期比0.9パーセントポイント悪化し、55パーセントを見込んでおります。販売費及び一般管理費は、376億円を計画しております。その結果、営業利益は前期比12パーセント減の142億円、経常利益はデリバティブや為替等の影響を除き147億円を計画しております。当期純利益につきましては、103億円を計画しております。

2021年3月期 通期業績計画 海外(ペンサグループ)

次に、スライド12のペンサグループの業績計画についてご説明します。ペンサグループは欧州及び米国にて事業を行っておりますが、売上高に関しては新型コロナウイルス感染拡大の影響は軽微であると想定し、348億円を見込んでおります。

営業利益に関しましては、欧州事業において一時的なPMIコストが発生することにより1億円を見込んでおります。なお、欧州事業、米国事業、それぞれの業績計画はご覧のとおりでございます。

東和薬品グループ 連結対象会社

続きまして、参考までにスライド13にて、当薬品グループの連結対象会社をご紹介させていただいております。

健康関連新規事業の創出

次にスライド14ページと15ページで、新規計画、2018-2020「PROACTIVE」にて掲げている新規事業の創出への取り組み状況をご説明します。こちらは当社の企業理念である「人々の健康に貢献する」を軸に、健康寿命の延伸を実現するために、さまざまな事業の展開を現在模索しております。

新規事業の創出 これまでの取り組み

スライド15ページでは、これまでに発表させていただきました取り組みをお示ししておりますが、これ以外にも、引き続き健康維持や予防、未病などに関連する事業を提供していけるよう検討しているところでございます。

2020年6月追補収載予定新製品

最後に、2020年6月追補収載予定の新製品をお示ししております。合計で10成分、22品目を上市する予定です。当期は、約32億円の売上となる計画です。簡単ではございますが、以上で私からのご説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

参考記事

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