会社員と公務員、比較すると…

会社員は課長であれば低い比率ですが、20代でもなっている人はいます。地方公務員の20代で課長や部長、局長になっている人はほぼいないようです。また学歴差は会社員でも地方公務員でも大きいです。部長クラスになると高校卒でなるのはかなりの狭き門のようですが、まったくいないというわけではありません。実力主義の面もあるようですが、やはり年齢と学歴が役職を決める大きな要因となるようです。

ここで、もっとも多い平均年齢をみてみます。

・課長比率
会社員(大学・大学院卒:45-49歳22.9%、高校卒:50-54歳9.5%)
地方公務員[都道府県](大学卒:56-59歳39.54%、高校卒:56-59歳20.53%)

・部長比率
会社員(大学・大学院卒:55-59歳17.3%、高校卒:55-59歳3.8%)
地方公務員[都道府県](大学卒:56-59歳17.57%、高校卒:56-59歳2.20%)

簡単に会社員と地方公務員を比べてみましたが、課長比率が高い年齢は会社員の方が若いですね。地方公務員については、年齢は高くなっていますが、比率が高いです。地方公務員においては、ある一定の年齢になれば課長になれる人が多いのでしょうか。

部長比率は会社員と地方公務員で大きな違いはありません。部長比率が高くなっている年齢も同じくらいです。

参考

「ユースフル労働統計2019」労働政策研究・研修機構
「平成30年(2018年)地方公務員給与の実態」総務省
「部長や課長には何歳からどの確率でなれるのか?」LIMO
「女性で部長や課長になる人はどのくらいの割合いるのか」LIMO

尾藤 ちよ子