2019年10月の消費税増税と同時にスタートした、「キャッシュレス・消費者還元事業」が2020年6月末で終了となります。当初は東京オリンピック開催を控えて(※)訪日観光客の増加を想定していたことなども追い風となり、ちょっとした「キャッシュレスブーム」が起こりました。

ところが2020年に入ると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、国内外の経済活動が激変。ネットショッピングやデリバリーを利用する機会が増えるなど、私たちの消費スタイルにも大きな変化が出ています。全国で緊急事態宣言が解除された今後も、こうした傾向は続いていくと考えられます。

そこで、今回は”コロナ前後“でキャッシュレス決済に対する意識にどんな変化があったのか、といった意識調査の結果も交えながら、みんなのキャッシュレス事情についてみていきます。

(※)2020年5月26日現在、東京オリンピックは2021年の開催延期となることが決まっています。(COVID-19の感染拡大状況により、今後変更される可能性があります)