リーマンショックが落ち着いた後は、若い技術者たちは、国内だけでなく、海外からも受注が入る町工場の主戦力として会社の成長に寄与しています。

「人材はね、人財なんだよね。特に技術力でしか勝負できない小さな製造業はね。だから、リーマンショックの時は、今が買いだって思ったんだよね。給料を出すのが本当にしんどかったけど。」そう話してくれた嬉しそうな顔を今でもよく覚えています。

「ピンチをチャンスに」というキーワードは、経営の場面でよく聞かれる言葉ですが、実行するのはなかなか難しいと思います。しかし、この経営者は「100年一度の経済危機」ともいわれるタイミングで見事に事業を立て直しました。

最近もコロナの影響でリーマンショックを超える経済危機になるかもしれないと言われていますが、このような時こそチャンスに変えられないかと、事業内容を見直してみてはいかがでしょうか。

お金にまつわる情報に貪欲な経営者

続いて紹介したいのが、「だからこの人はお金が貯まるのだな」と納得した経営者です。

その経営者は創業者として運送業を開業しました。開業後メキメキと業績を伸ばしていたため、得意先係がこの会社の決算書を持ち帰る度に融資係でうっとりしながら決算書を眺めていたのを覚えています。

どこにでもある小規模の運送業者なのですが、そこは、小規模企業だからできる、大手がやりたがらない市場で「戦わずに勝つ」というマーケティングの教科書のようなやり方で急成長した企業です。