元信金マンが見た!うまくいく中小企業経営者は普通とは何が違う?

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信用金庫は地方銀行や都市銀行よりも事業規模の小さな法人を対象にしています。私は地方の信用金庫に勤務しており、当時私が担当したのは年商1億円未満、従業員は10人未満という中小企業者が主な取引先でした。

地方の企業動向はなかなか全国紙で取り上げられることは少ないように思います。そこで、今回は過去に出会った中小企業者の中で「うまくいっている経営者の特徴」について見ていきたいと思います。

不景気のときこそ「人財」を掴んだ経営者

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まずは私が一番感銘を受けた中小企業経営者を紹介します。

父親が創業した金属加工業を営む小さな町工場。そこを現在の経営者が継承したのですが、5人いた従業員も高齢化が進み、事業を継続することが難しくなっていました。そんな矢先にリーマンショックが同社を襲いました。

いっそ事業を畳んでしまおうかと思っていた時に、テレビで「非自発的な失業者」、つまり本人に働く意思があるのに会社をやめざるをえなかった人が増えているというニュースを見ました。

そこでこの経営者が取った行動は、なんとこのタイミングで技術職の正社員採用の募集をかけたのです。

すると、リーマンショック前はいくらハローワークに募集をかけても誰も来てくれなかった小さな町工場に、次々と高い技術力を持った若い人材が応募してきました。

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同志社大学卒。大学卒業後、京都信用金庫で投資信託や生命保険などを活用した資産運用アドバイス、相続相談、融資、為替業務などに従事。その後は福知山市役所で主に中小企業支援などに携わる。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、個人向け資産運用のサポート業務を行う。2級ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などを保有。