今はネット上に子どもへの正しい声かけ方法など、育児に関するさまざまな情報があふれており、ありがたいような窮屈なような状況になっています。特に子どものいる女性はこのような情報をチェックする機会が多く、普段から子どもへの声かけにも気をつけている人が多いのではないでしょうか。

今回は、父親の立場である夫の子どもへの声かけにスポットを当てて考えていきたいと思います。子どもに対して、命令口調で接する夫を持つある女性の体験談をもとに、どのように対応すべきなのか考えていきましょう。

言い方がいちいち偉そうな夫

ある地方都市で暮らす、34歳のAさん。6歳と2歳の子ども、夫との4人家族です。Aさん自身、比較的神経質な性格であることから、第一子を妊娠中から子どもとどう向き合うのが正しいのだろうと、ネットなどでいろいろ情報を探っていたようです。

第一子が3歳のときに第二子の妊娠がわかり、誕生してからは不慣れな2人育児がスタートしたこともあって、夫婦ともに余裕がなかったそう。夫の言葉が乱暴になることもあったようですが、「今はまだ余裕がないんだろう」としばらくは聞き流していたそうです。

第二子が歩き始め、言葉も出始めてきたころ、Aさんは違和感を覚えるように。基本的に子どもの面倒もよく見るタイプの夫ですが、本人に余裕がなくなるとすぐ子どもに対して命令口調になることに気づいたのです。