「老後の世話は私たち?」悩む兄弟姉妹

女性は男性より「実家が大好きだからでない」ことに対し、あまり世間から厳しい目で見られません。収入面や防犯面などの問題もあるため「会社に通える距離であれば無理に自宅を出ず、結婚するまで実家でお金を貯めながら過ごす」ことは賢い選択ともされています。

ただ、中にはいつか自立するための資金を貯めるわけでも、親の面倒を見るわけでもないまま成人した「子供部屋おばさん」が存在するのも事実です。実家にいれば一人暮らしではできないような金額を自由に使えたり、面倒な家事を仕事中に親にやっておいて貰えるため、自由になる時間もたくさんあります。

「親だって夫婦二人だけで過ごすよりさみしくないしお互いのため」などと思っている子供部屋おばさん。これを快く思っていないのが、結婚して家を出た兄弟姉妹だといいます。

・「妹はもう35歳になりますが、就職以来ずっと派遣社員です。最初は『公務員試験を受けるまでの間、この仕事をしながら勉強する』といっていたはずなのに、気づいたら最初の数年しか試験も受けていませんでした。派遣の仕事が悪いわけではありませんが、結婚の予定もなく、居心地のいい実家に頼りきりの妹が今後どうするつもりなのか、母からよく相談を受けるので心配になります。『うちの主な収入はお父さんの年金』だということを何度も話し、父に何かあったときにどうするつもりなのか聞いても『そんな悲しいこと考えたくない!』と現実逃避をする始末。この話題になると喧嘩になるので私もつい避けてしまいます」

・「義姉が何をしている人なのか夫も義母もあまり話したがりません。以前、転職すると聞いたきり、働いている様子がなく…。たまに会うと話題になるのは、好きなアーティストのライブで全国を飛び回っているという話ばかり。『お金がきついけどやめられない』なんて笑っていますが、そのお金はどこからでてるの?と心配になります。義両親は『私たちが亡くなったあとは兄弟仲良くしてね』なんていってきますが、それはどういう意味か深く考えるのが怖いです」