ネット証券の口座開設急増〜投資初心者が引っかかりやすい「証券会社営業」の罠

中でも若い世代には、お小遣い稼ぎができる”ちょっとイケてる趣味”だと思っていたり、上がるか下がるかの二択ですぐに決済できるうえに少額から始められることから、”パチンコよりいいかも”程度の認識で始める人も多いのです。

巷でよく聞かれるのは、「株の信用取引は怖い、大損する」という話と「FXで稼いで早くリタイアしたい」という話です。これは仕組みを知っている人間からするとおかしな話で、一般的にはFXのほうがレバレッジが高いのでリスクも大きいのです。

「IPOは必ず儲かる」のか?

インターネットで株で儲ける方法を調べたことがある人の多くは、「IPOは儲かる」という言説を見たことがあるでしょう。「IPO」とは新規公開株のことを言い、未上場企業が証券取引所に上場して、投資家たちに株を取得してもらうことを言います。

この場合、IPOに参加する人は公募価格という価格で株式を購入することになります。この公募価格よりも市場で付いた初値が高ければいいのですが、公募価格を下回るケースもあります。「公募価格で入手して、初値で売れば儲かる」と書かれているブログなどもありますが、それは初値が公募価格を上回った場合です。

しかし、先述した通り公募価格を初値が下回る場合もあります。そうなると、手に入れた価格よりも市場で売買されている値段が低くなってしまい結果として損を抱えることになります。たしかに初値が公募価格を上回ること、さらに2倍3倍の価格が付くことも多々ありますが、すべてがそうとは限りません。

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
執筆者
  • 大塚 ちえ
  • コラムニスト/ファイナンシャルプランナー

AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)資格保有。新卒から一貫して証券会社に勤務し、国内株やFX、CFD、先物・オプションなどデリバティブ商品の営業企画に従事。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経験で、貯金・節約から投資までお金に関する悩みに向き合う。「くらしとお金の経済メディア LIMO」のほか、「Mocha」「DRESS」「CHANTO WEB」などに執筆。