iDeCoなども非課税枠があり活用しない手はないのですが、退職までの年数が10年弱とかであればやや物足りないですね。iDeCoの資金拠出ができるのは現時点では60歳までです。
そのほかにはつみたてNISAなどもありますが、20年間の運用期間を目一杯活用しようとすると、退職後も運用することが必要です。
もっとも、iDeCoやつみたてNISAはインデックスファンドが中心で、相場の上げ下げに資産運用が依存します。
「そんな株式相場頼みの資産運用はいやだ!」という方もいます。そうなるとアクティブファンドを選ぶとなるのですが、そうなるとある程度ベンチマークやセクターを選ぶ必要があります。
グローバルインデックスではなく、米国株のように国・地域別であったり、セクターもテクノロジーやヘルスケアセクターといった具合にです。
株式投資もよいかもしれませんが、専門性が問われる部分がありますので、資産運用初心者には不向きともいえます。
こうなると消去法で、アクティブファンドという方が多いというのが現状です。
参考資料
- 総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2018年(二人以上の世帯)―」
- 金融庁「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書『高齢社会における資産形成・管理』」
- 「インデックス投信初心者の資産運用が難しい3つの理由」
青山 諭志