節約したいのに…

・「今とても心配なのはコロナで夫のボーナスが減りそうなことですね…。小さな会社ですし、もらえない可能性すらあります。なので、これまでにも増して節約しようと思っているんですが、夫は休みの度にデリバリーを取ろうって言うんですよ。「毎週毎週デリバリーなんてもったいない」って言ったら「出かけてない分いいだろ!」ってキレられました。確かに出かけてはいませんけど、だからといって、いくらでも贅沢してもいいわけではないと思うんですが…」(36歳・パート)

・「夫も私もお小遣い制で、お昼代込みです。夫は仕事絡みで部下の方と飲みに出掛けたりもあったので、恥をかかせないようにと思って、月収から考えても割と多めに渡していたつもりです。私は今も日中は仕事に出掛けているんですが、夫は3月中旬から在宅勤務になって。お昼はだいたい近所のコンビニで買ってきて済ませていたようなのですが、私が気付くまで、お小遣いからではなく、家のカードを使ってコンビニで買い物していたんです。つまりはいつもより出費が増えているっていう…。仮に家のカードを使うにしても、せめて自炊してよって思いました」(41歳・会社員)

収束の兆しが見えない今、ストレス解消のためにお金を使うことも決して悪くはないでしょう。ただ、リーマンショックを超えるとも言われている「コロナショック」。今後の家計に影響を及ぼすことも十分に考えられます。不安定な状況の中でもなるべく安心して生活ができるように、どこを締め、どこを緩めるかを夫婦で話し合ってみても良いかもしれませんね。

まとめ

今回は妻の声をご紹介しましたが、一見平常モードに見える夫も、実は妻に対して「ピリピリしすぎ」と感じていたり、人知れず不安を抱えているのかもしれませんね。活動的になる人、いつも通りを心がける人、非常時の動き方、考え方も人それぞれ。お互いにお互いを少し俯瞰的な視点で見ることができると、少し温かな気持ちになれるのではないでしょうか。

大濠 歩